クロッキーをする理由

先日名古屋でクロッキー会に行った時に、とある漫画家さんから問われた。

「皆さんはなぜ、絵を描かれているのですか?(クロッキーをしているのですか?)」

確かに考えたこともなかったと内心思ってよく考えてみると、クロッキーをしているのには2つくらい心的理由があるのだと気づいた。

※もちろん「集中力の向上」「右脳の活性化」などの人体への物理的なプラスの効果も狙っているが。。。

 

<僕が絵を描く理由>

①心のオートフォーカスを速くする

②写真の個性を伸ばす

①心のオートフォーカスを速くする

1つ目の心のフォーカスといのは決定力と同等かもしれない。

クロッキーには3分、5分、7分といった、短時間の時間制限が設けられてる。

わずかな設定時間の最初の数秒で、視界に入った物の中から特に自分が表現したい事、身体の場所、画角、雰囲気、またその奥に感じる物を決める。

そして次にやっと筆を走らせるという表現が始まるのだ。

この数秒間に行われる観察と決定が「心(の目でみる)のオートフォーカス」ではないかと思っている。

特に私はカメラ撮影が好きなので、短時間で自分の興味の対象を決定することはカメラで撮りたいものを適切に探す能力(とりわけ心の動き)にプラスに影響してくるのではないかと思っている。

例えばどういうところの生かされているのか。

街中でスナップショットを撮るときのインスピレーションや、ポートレートで撮る場所、背景、衣装のインスピレーションが養われている感覚がある。

スナップショットで迷っている時間はない。素早く対象を見つけて、それを今感じている時間に、表現する。

②写真の個性を伸ばす

2つ目の写真の個性を伸ばすということは、自分にしかない視点で、世界を切り取る力を養うという事だと思っている。

他の誰にも撮れない写真を撮るには、何かプラスα必要だ。自分はもしかしたら他の人とは違う感性を持っているかもしれないと気づいたが、別に天才でもなんでもないので、やはり違うと感じていることが何かを客観的に把握した上で、そのプラスαを明確にしておく必要があると感じている。

プラスアルファとは、画角でもあり、編集能力でもない、微妙な写真の傾向や、撮り方の癖、編集の癖、タイトルの付け方、などその個人のクセみたいなもので明確に言葉に表すのた難しいが、自分しか感じているものがクロッキーでは明確に形として出る。自分で描写した線を客観的に観察することで、自分が目の前の物を見てどのように感じているのかを知ることができると期待しているのだ。

 

少し長々と書いたが、平たく言えば、私的なクロッキーの位置付けは「自己表現用の芸術的観点を養う練習の場」というのが答えだ。

まあとにかく絵を描く理由は人それぞれ。楽しむことが大切だと思う。

今日も大きな学びを得た。

「うめちゃんのクロッキー」

⭐️最後まで読んでくれて、ありがとう!

ZIORM 代表 マジ(すーさん)